手術
手術と言っても癌の手術ではありません
実は・・・癌が発見される半年くらい前から「そけいヘルニア」つまり脱腸も抱えていました
石碾屋を始めて1年半程経った頃に下腹部がポコッと膨れているのに気付きました
「あれ!」と言う感じで痛くも何ともありませんし一寸抑えるとスッと引っ込んでなんともありません
寝ている時はふくれないのですが起きて暫らくして気付くとふくれています
調べてみると「そけいヘルニア」でした
特に何の不快感も緊急性も無いのでそのままにしていたのです
恐らくは毎日蕎麦を茹で上げる時にかなり踏ん張りますので腹部に力が掛かって押し出されてきたものでしょう
実際飛び出してくるのは腹部の脂肪で腸では無いようですが腸が出るようになると危険を伴うかなり重傷のようです
抗癌剤の治療は週一で6回が1クールなので年が明けた2005年1月13日で1クールが終了しました
次の第2クールを始めるには2週間の間隔を空けねばなりません
そこで第2クールの始まるまでのその間を利用してそけいヘルニアの手術をしてもらうことを提案しました
そけいヘルニアの手術は押し出されてくる通り道にバトミントンのシャトルの頭のような器具を埋め込み、更に埋め込んだ器具が押し出されないようにラグビーボールを半分に割ったような器具で蓋をします
内視鏡手術のできる病院であれば2泊3日・・・入院して次の日に手術、翌日退院・・・もあるようですが通常は凡そ1週間で退院のようです抗癌剤治療の終わった次の週の19日に入院、20日手術で27日の退院と決まりました
お医者様の曰く・・・「こんな事をしている場合じゃないんですけどね・・・」
12月の末からは週に1度の通院が始まっていました
朝の6時半に受付に向かうと既に数十人の方が受付の順番待ちをしています
それぞれ診療科が違いますので私の場合は自動受付機で受付を済ませるといつも5番目くらいの診察でした
受付を済ませると一旦自宅に帰り朝食を済ませて診察の始まる8時半までにまた病院に・・・
30分程待って簡単な診察を済ませて点滴を受ける外来用の病室で点滴と抗癌剤の注射を受けることになります
抗癌剤の効果を上げるという点滴には凡そ2時間掛かりますが点滴が半分くらいの時点で抗癌剤の注射がされます
そして更に1時間・・・点滴が終わると今度は抗癌剤の副作用を抑えるという注射を受けます
この治療でビックリしたのはその費用でした・・・なにしろ始めての事なので・・・
入院していた時はまとめて支払いをしましたので何とも気が付かずにいましたが今回単独で抗癌剤の治療を受けたらその治療費は1回約2万円でした
健康保険が利いて3割の個人負担額が2万円ですから実際は1回で7万円弱の治療費が掛かったことになります
それほどの金額とは考えていませんでしたので最初の支払いの時には一瞬慌てました・・・財布に入っていて良かった
しかし、命を永らえる為とは言えこれからこの支払いが続くことを考えると憂鬱になりますね
結局、通院で3回の抗癌剤治療を受けました
通院が始まって数日経った或る日、いつものようにアガリクスを飲もうとしたら何となく臭いが鼻について嫌な感じがしました
我慢してその日は飲んだのですがやはり気になって調べてみるとアガリクスを長期間継続すると肝臓に障害をもたらす場合があるとの副作用情報を見つけました
もしかしたら・・・と思い間隔を開けて再開することにして暫らくの間アガリクスを休むことにしました
替わりに飲み始めたのが発芽玄米の醗酵酵素です
これは癌と知った母が「直ぐに飲みなさい」と買って届けてくれてあったものです
それまではアガリクスを飲んでいましたので届いたそのままにしてあったのですが当座はこれを飲むことにしました
ただし指定された量がかなり多く一回3袋、1日に9袋です
それほど飲みやすい物ではありませんでしたが真面目に飲み続けました
そしてそけいヘルニアの手術です
半身麻酔で腰から下の麻酔ですから会話もできます
何のトラブルも無く順調に1時間ほどで手術も終わり病室に戻りました
病室に戻ってからも特に強い痛みも無く夕方には自分で歩いてトイレにも行けましたし、翌日からは風呂もOKでした
ただ、手術して2日目の夜に突然発疹ができて腕や肩、背中などに広がり始めました
蕁麻疹です
食事は病院で上がった物しか食べてませんし、失礼ながら蕁麻疹のでるような食材を使った食事は出てきません
疑った一つは入院してから飲み始めたタヒボ茶です
直ぐに自宅の息子と秋田の娘にタヒボ茶の副作用の情報を探してもらいましたがどちらからも「一切副作用は無い、出てこない」との返事でした・・・後は薬の副作用しか考えられません
きっと化膿止めの抗生物質の副作用だったのでしょうね
塗り薬と飲み薬で次の日には収まっていました
そけいヘルニアを抱えていた頃にはやはり無意識にも常にどこかで気になっていたのでしょう
自然に手がヘルニアを抑えていたりどこか気持ちの中でスッキリしない部分がありました
手術を終えてしまったら実に爽やか・・・スッキリしました
これもかなりストレスの原因だったのでしょうね