理由

私が入院してから何日か経つと身内を含めた廻りから何時までも手術をしないのをいぶかる声が出始めました
ただ単に「大腸癌」としか説明していなかった為です
2箇所の「直腸癌」で手術をすれば人口肛門が避けられないことは誰にも言っていませんでした
私の考えた治療に関する基本方針を理解して頂くのはお医者さんは勿論一般的な考え方をする方にはなかなか難しいと思います
日赤のお医者様も第一病院のお医者様も「人工肛門になっても通常の社会生活をしている人は大勢いますよ」
「例えば俳優の〇〇さんなども・・・」と言います
しかしデスクワークなどならまだしも、例に挙げた俳優さんなどは体調に合わせた仕事も可能でしょう
手打ちの蕎麦屋はそうは行きません!やはりかなりの部分は体力勝負です
石臼で粉を碾いて蕎麦を打って茹で上げる・・・失礼ながらストーマに袋を下げて出来る仕事では無いと思っています

私は入院するまでの数日間、癌に関する情報をできる限り集めました
素人判断ですが私くらいの進行状況ですと手術後の5年生存率は40%前後のようでした
私なりに様々な角度から検討したその結果・・・
「手術しても5年生存率が40%位なのなら手術をしないで前向きに5年生き延びる方法を探そう!」
それが毎日毎日悩んだ末の最後に入院前に私の導き出した結論でした
入院して直ぐに手術の延期を申し出たのはそのような理由だったのです
手術を治療の選択肢の最良手段から最終手段としての位置付けに変更しただけで手術を全く排除したわけではありません
私の場合は手術をして人工肛門にしてしまえば仮にその後何年か生き延びたとしても石碾屋を捨て日常生活の不自由さを抱えながら漫然と生き延びる事になってしまいます
それは私には死んだと同じことでありとても耐えられない生き方なのです
だったら民間療法であれ、単なる噂であれ治療効果の高そうな方法を選択して取り入れることにしました
この考え方は妻にもなかなか理解して貰えませんでした
「直ぐに手術をして例えどのような身体であれ生きていて欲しい!」・・・それが妻の主張でした
妻も悩んでいたと思います・・・私と同じか・・・それ以上に・・・
何度も何度も話し合い・・・と言うよりも私の考え方を示して説得しました
「必ず、必ず生き延びて見せるから信じて欲しい!・・・絶対5年以内には死なない!」
結果として無理矢理私の考え方を押し通しました

癌には幾つかの代表的な治療方法があります
1)外科療法(手術)
2)化学療法(抗癌剤)
3)免疫療法(アガリクスなど)
4)温熱療法(患部を加熱して癌細胞を叩く)
5)放射線療法(放射線で癌細胞を叩く)

それぞれ単独に行なうこともあれば様々に組み合わせて行なわれる場合もあります
放射線療法や温熱療法はそれぞれ専用の機器が必要で実際に治療している病院もそう多くはありません
私が自分の治療法として選んだのは先ず免疫療法です
自分の免疫力を高めて癌を抑え込む・・・合わせて化学療法を行ないながら延命策を練ることにしたのです
それらが一切効果が無く、癌が更に進行する様子であれば外科治療もやむを得ないと考えました
ちなみに私の父方の伯母は30代で余命数ヶ月の診断を受け85歳を過ぎるまで生きぬきました
私の父も70歳を過ぎて胃癌になりましたが手術後、現在85歳でまだ健在です
私も決して癌に負けない自信があります・・・負けてはいられません!

化学療法はお医者様に任せるとして私が家でできる方法を探しました
結果として先ず一般的に優れているといわれる「アガリクス」・・・これは友人から手に入れました
入院中は抗癌剤治療を受けながらアガリクスを煎じたお茶を毎日飲んでいました
毎朝妻が煎じて運んできてくれました
抗癌剤の副作用がほとんど無かったのはこのお陰かもしれません
そして19日間、暮れも押し迫ってきたクリスマスイブの24日に3回の抗癌剤治療を受けて一時退院し通院となりました
これからが私の正念場です

前へ

次へ

 ご意見ご感想はご質問などお気軽に
メールまたは掲示板