検査
取り敢えず手術は延期となりましたが手術に備えてと現状確認の為の検査を行う事になりました
入院した日は5分粥の食事が昼と夜に出ました
味は以外に・・・と言えば失礼ですが私好みの味付けで「入院中も食事の心配は無いな」と思いました
翌日は生まれて始めてのCT検査です
次の日の朝食は全粥・・・つまり糊です・・・それに片栗粉を練ったもの
よくTVなどで見るドームのような中に入りましたが特に何の問題も無く検査を終了しました
次の日はX線による大腸検査を控えて昼食は朝食と同じ全粥、後に下剤を、更に夕食も朝食と同じ全粥、また食後に下剤を飲みました
すると腸が急激に動き出したのか下腹部に若干の痛みを感じました
痛みはありましたがそれほどでも無く、我慢の出来る範囲内でした
次の日は朝食抜きで大腸のX線検査に望みました
検査用の着衣に着替えて台の上に寝かされると肛門から管を入れ投影剤を入れながら更に空気を送り込んで腸を膨らませてX線撮影を行ないました
「はい、右を向いて・・・もう少し・・・」
「はい、うつ伏せになって・・・もう少し左に斜めに・・・」
などと上を向いたり、下を向いたり、斜めになったり、頭が下がったり、上がったり・・・
そのたびに投影剤と空気が大腸に送り込まれます
ガスか下痢か判りませんが物凄く出そうになるのを我慢して・・・我慢して・・・本当に必死でした
「はい、終わりました」の声でやっと開放されなんとか検査用着衣を着替えてトイレに掛け込みました
ドバーッドバーッ・・・物凄い勢いでこれでもかと言うばかりに腸内の全てが吐き出されました
「こんなに出るものなのか!」とビックリしながら水を流した時に突然下腹部に猛烈な痛みが走りました
痛い!・・・痛い!・・・生まれて始めてと言ってもよい猛烈な鈍痛が襲ってきたのです
「んーー」全く声も出ません・・・力を込めて我慢するのですが・・・「痛い!」・・・「痛い!」
額に脂汗が滲んできます・・・こんな痛さは嘗て経験した事が有りません
痛さを必死でこらえると脂汗がこんなに出るのを始めて知りました
誰かがトイレに入って来ましたので助けを呼んで貰おうとしましたがまったく声が出ません!
出て行く足音を聞きながらどうしようもなく・・・
また誰かが入ってきました・・・今度こそ「助けて!」と声を出そうとしましたが歯を食いしばって懸命に痛さをこらえているので声を発する事が出来ません
「すみません・・・看護婦さんを呼んで下さい・・・お願いします」
やっとかすかに声が出たのは3人目の人が入ってきた時でした
その方は直ぐに看護師さんを呼んでくれました
看 「どうしました?」
私 「痛みが激しくて動けません・・・痛み止めをお願いします!」
看 「入院患者さんですね・・・何病棟ですか?」
私 「5病棟の江幡です・・・痛み止めを!」
看 「一寸待っていてください」
兎に角早く痛み止めを打って欲しいのですがそうは行かないようです
必死に痛みをこらえていると5病棟の看護師さんが車椅子を持ってきました
何とか痛みをこらえながら身繕いをして転がるように車椅子に移りました
5病棟の私のベットまでの長いこと・・・
やっとベットに辿りつくとやっと肩に注射が・・・1本・・・2本・・・「痛い!痛い!」
あとはあまり覚えていません
何となくゆっくりした感じで何時の間にか眠っていました
このことがスケジュールに影響を与えてしまいました
今日は8日、予定であれば明日は退院して通院に切り替わるはずでしたが・・・
医 「何時またこのようになるかもしれませんから入院したままで化学療法をしましょう」
私も流石に入院継続を拒否できませんでした・・・
そして夕食も全粥と片栗粉の練ったもの・・・それは全く味付けされていません
一番参ったのはこの食事でした
食事とは言えませんよね・・・腸閉塞を起こすのを恐れてこの食事になったようです
始めは我慢して食べていましたがその後の数日毎食連続でこの食事でした
私にして見れば未だに下痢が続いていましたので「下痢をしているのに腸に詰まるはずがない」と私は思っていました
連日の「糊と片栗粉」攻めに流石の私も我慢できなくなりました
そして回診の時に「食事を何とかして下さい・・・ノイローゼになりそうです」と訴えました
かなり渋っていましたが必死の訴えにやっとしぶしぶ「じゃぁ3分粥にしましょう」
3分粥とは言え久しぶりの米の粒は至高の味でした・・・さらに少しのおかずが付いていました
その旨かったこと・・・
食事がまともで無いので点滴3本を1本8時間掛けて24時間の連続点滴です
更に週に一度、木曜日は抗癌剤の注射の日です
抗癌剤の効力を高めるという点滴をが半分ほどになった時に抗癌剤を注射します
更に副作用を抑える注射とか・・・
友人にお願いしてあったアガリクスが抗癌剤治療が始まる前々日に届いていました
妻はそのアガリクスを毎朝煎じてペットボトルに入れて運んできてくれました
人によっては抗癌剤を注射すると髪の毛が抜けたり吐き気がしたりとヒドイ副作用に悩まされる方も多いと聞きましたが私の場合はアガリクスのお陰でしょうか副作用は全く感じられませんでした
毎日アガリクスを飲んで週に一度の抗癌剤の入院生活が続きました